遺言書保管制度の利用の仕方(保管後に利用できること)

遺言書の保管制度の利用の仕方(2)

保管後に遺言者や相続人等が利用できること


保管後に遺言者がしなければならない義務は?

保管後に遺言者が利用できること

 @遺言書の閲覧

 A遺言書保管ファイルの記録の閲覧(モニタ―による閲覧)

 B遺言書の保管の撤回

遺言者の死亡後に相続人等が利用できること

 @遺言書保管事実証明書の交付

 A遺言書情報証明書の交付

 B遺言書の閲覧

遺言書を保管している旨の通知をしてもらうことができる

手数料の一覧


自筆証書による遺言書の作り方


 

 

遺言者の義務

  遺言者は、次の事項に変更があった時は、すみやかに遺言書保

 管所(法務局)に届け出なければなりません。

 (遺言者以外では親権者や成年後見人等の法定代理人)


 @遺言者の氏名、出生年月日、住所及び本籍(外国人は国籍)

 A受遺者の氏名又は名称及び住所

 B遺言執行者の氏名又は名称及び住所

 C遺言者の戸籍の筆頭に記載された者の氏名

 D認知するものとされた子等の氏名及び住所

 ※変更届はどこの遺言書保管所でもよいが予約が必要

 ※郵送で変更届をすることもできる

 ※手数料は不要

 

[ 変更届に必要な書類 〕

 @変更届出書

 A添付書類

 ●遺言者の氏名、出生年月日、住所及び本籍(外国人は国籍)が変わった時は、

  変更が生じたことを証明する書類

 ●遺言者の戸籍の筆頭に記載された者の氏名が変わった時は、変更が生じたこと

  を証明する書類

 ●法定代理人が届け出をする時は、戸籍謄本その他その資格を証明する書類で

  作成後3月以内のもの

 ●届出人の本人確認書類のコピ―(原本と相違ない旨を記載すること)

遺言者が利用できること

@遺言者は、いつでも遺言書や遺言書保管ファイルの記録を閲覧

 することができます。


[ 閲覧請求の流れ ]

 〇閲覧請求の遺言書保管所を決める

  モニタ―による閲覧⇒全国のどの法務局でも可能

  遺言書原本の閲覧⇒遺言書の原本が保管されている法務局

     

 〇請求書の作成(様式は法務省HPまたは法務局の窓口)

     

 〇閲覧請求の予約をする(法務局手続案内予約サ―ビスの専用

  HPで又は電話又は窓口で予約)

     

 〇閲覧請求をする(請求書を法務局に提出する)

  閲覧請求できる者⇒遺言者本人のみ(本人確認書類が必要)

     

 〇閲覧をする


[ 請求に必要な書類等 ]

 @遺言書の閲覧請求書(遺言者用)

 A本人確認書類(運転免許証等、顔写真付きの身分証明書)

 B手数料 1700円(収入印紙で)

 ※遺言者が自ら保管してもらっている保管所に出頭しなければ

  なりません。

 ※モニタ―による閲覧はどこの保管所でもできます。

 (手数料 1400円 手数料納付用紙に貼付)

 ※予約が必要


A遺言者は、遺言書の保管の撤回をすることができる

 遺言者はいつでも遺言書の保管をやめることができます。ただ

 し、保管をやめても遺言の効力とは関係ありません。

 撤回後は、遺言者に対して遺言書を返還し、遺言書のデ―タ

 情報(遺言書保管ファイルの記録)を消去します。


[ 保管申請の撤回の流れ ]

 〇撤回書の作成(様式は法務省HPまたは法務局の窓口で)

  撤回ができる者⇒遺言者本人のみ(本人確認書類が必要)

     

 〇撤回の予約をする(遺言書の原本が保管されている法務局)

     

 〇撤回し遺言書を返してもらう(撤回書を提出する)


[ 請求に必要な書類等 ]

 @遺言書の保管の申請の撤回書

 A遺言者の氏名、住所、生年月日及び本籍(外国人は国籍)

  に変更があり、その届け出がない場合は、その変更を証す

  る書類

 B本人確認書類(運転免許証等、顔写真付きの身分証明書)

  ※遺言者が自ら出頭する

  ※予約が必要

  ※撤回には手数料はかかりません



相続人等()は遺言者の死亡後に情報開示の請求が

 できる

 ※保管を申請した遺言書の相続人(相続欠格者又は排除された

 及び相続放棄者を含む)、受遺者遺言により認知されるもの

 とされる子遺言執行者

 

@遺言書保管事実証明書の交付請求

  遺言者の死後に、遺言書の保管の有無や遺言書保管ファイル

 に記録されている事項を証明した書面の交付を請求することが

 できます。

  ◎遺言書保管事実証明書で遺言書の有無を確認できる!

 [ 請求の流れ ]

  〇交付の請求先遺言書保管所を決める(全国のどこでも)

      

  〇請求書を作成する(相続人・遺言執行者・受遺者等)

   下記添付書類(請求に必要な書類等)が必要

      

  〇交付請求の予約をする

      

  〇交付の請求

      

  〇証明書を受け取る

   窓口請求〜本人確認書類が必要

   送付請求〜返信用封筒(住所記載、切手同封)が必要

 


 [ 請求に必要な書類等 ]

  ●遺言書保管事実証明書の交付請求書

  ●添付書類

  @相続人が請求する場合

   遺言者の死亡を証する書面・戸籍謄本又は除籍謄本、請求

   人の住民票の写し

  A法人が請求する場合

   法人の代表者事項証明書(作成後3ケ月以内)

  B法定代理人が請求する場合

   戸籍謄本(親権者)や登記事項証明書

  ●本人確認書類

  ●手数料 800円(収入印紙で手数料納付用紙に貼付)

  ※全国どこの保管所でも請求できる(窓口で証明書を受け取

   る場合は本人確認証明書を提示する)

  ※郵送による請求もできる(ご自身の住所を記載し切手を

   貼った返信用封筒を同封)

  ※予約が必要

 

A遺言書情報証明書の交付請求

  遺言者の死後に、相続人等()は遺言書保管ファイルに記

 録されている事項を証明した書面「遺言書情報証明書」の交付

 を請求することができます。

 ※相続人、受遺者、遺言執行者、これらの親権者や成年後見人

  等の法定代理人

 ◎遺言書情報証明書で遺言書の内容が確認できる!

 ◎遺言書情報証明書は、登記や各種相続手続きに利用できる!

 

 遺言書情報証明書に記載されている事項

  1.遺言書の画像情報

  2.遺言者の氏名、生年月日、住所及び本籍(外国人は国籍)

  3.受遺者、遺言執行者等の氏名又は名称及び住所


 [ 請求の流れ ]

  〇交付請求の遺言書保管所を決める(全国のどこでも)

   請求できる者⇒相続人・受遺者等・遺言執行者等

      

  〇請求書の作成

   下記添付書類(請求に必要な書類等)が必要

      

  〇交付請求の予約をする

      

  〇交付請求

      

  〇証明書を受け取る

   窓口請求⇒本人確認書類が必要

   送付請求⇒封筒(住所記載、切手同封)が必要


 [ 請求に必要な書類等 ]

  @遺言書情報証明書の交付請求書

  A本人確認書類(運転免許証等、顔写真付きの身分証明書)

  B添付書類(請求人が相続人の場合)

  ア 法定相続情報一覧図の写し(住所の記載があるもの)

  イ 法定相続情報一覧図の写し(住所の記載がないもの)

  ウ 遺言者の出生時から死亡時までの全ての戸籍(除籍)

    謄本

  エ 相続人全員の戸籍謄本

  オ 相続人全員の住民票の写し(作成後3ケ月以内)

    を証する戸籍一式他)

  ※法定相続情報一覧図の写しが無い場合

   ウ・エ・オ が必要

  ※法定相続情報一覧図の写しに住所の記載がある場合

   ア のみ必要

  ※法定相続情報一覧図の写しに住所の記載が無い場合

   イ・オ が必要

  C手数料 1400円(収入印紙で)

  ※どこの保管所でも請求できる(窓口で証明書を受け取る場

   合は本人確認書類のを提示する)

  ※予約が必要

  ※郵送でも請求できる(ご自身の住所を記載し切手を貼った

   返信用封筒を同封する)

 

B遺言書の閲覧請求

  相続人等()は、遺言者の死後、遺言書保管所に遺言書権

 本の閲覧を請求することができます。また、遺言書ファイルに

 記録された事項を表示したものの閲覧も請求することができま

 す。

 ※相続人、受遺者等、遺言執行者等、これらの親権者や成年

  後見人等の法定代理人


 [ 請求の流れ ]

  〇閲覧請求する遺言書保管所を決める

   モニタ―で閲覧⇒全国のどこでも閲覧可能

   遺言書原本の閲覧⇒遺言書が保管されている遺言書保管所

      

  〇請求書の作成

   添付書類(遺言書情報証明書の交付請求と同様)が必要

      

  〇閲覧請求の予約をする(本人確認書類が必要)

      

  〇閲覧をする


 [ 請求に必要な書類等 ]

  @遺言書の閲覧請求書(関係相続人等用)

  A添付書類(遺言書情報証明書を請求するときと同様)

  B本人確認書類(運転免許証等、顔写真付きの身分証明書)

  C手数料 1700円(収入印紙で)

   ただし、モニタ―による遺言書保管ファイルの記録の閲覧は 1400円

  ※遺言書を保管している保管所に請求する

   ただし、モニタ―による記録の閲覧はどこでも請求できる

  ※予約が必要


遺言書を保管している旨を通知してもらうことができ

 る

  死亡時の通知は、保管所が遺言者が亡くなったことを確認し

 た時に、遺言書を保管してある旨を遺言者の指定する者に通知

 する制度です。

 ※遺言者が「遺言書の保管申請書」で通知対象者を指定した場

  合に通知してもらうことができる(任意)


 〇通知の対象者として指定できる者(次の一人に限る)

  @受遺者

  A遺言執行者

  B推定相続人(相続が開始した時に相続人となるべき者)

 〇死亡の通知がされる場合

  @遺言書情報証明書を交付したとき

  A相続人等に遺言書の閲覧させたとき

  B相続人等に遺言書保管ファイルに記録させた事項を表示し

   たものを閲覧させたとき


手数料の一覧

 遺言書保管申請(遺言者)

   1通につき 3,900円

 遺言書の閲覧(モニタ―)の請求(遺言者・関係相続人等)

   1回につき 1,400円

 遺言書の閲覧(原本)の請求(遺言者・関係相続人等)

   1回につき 1,700円

 遺言書情報証明書の交付請求(関係相続人等)

   1通につき 1,400円

 遺言書保管事実証明書の交付請求(関係相続人等)

   1通につき 800円


 遺言書保管制度の利用の仕方(1)

 (遺言書の作成から保管申請まで)

    ⇒

 

 

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