上手な遺言の活用による相続対策|岩手遺言・相続相談センター

遺言は遺産分割対策として最も効果的な方法 


 ■ 遺産分割対策としての「遺言」

 相続対策を考える上で大事なことは、“相続争いを防ぐ”こと

です。

 仲のよかった家族が遺産分割で対立したために、その後も感情

的なしこりが残り、親子兄弟の付き合いがなくなってしまったと

いうことが数多く見られます。   

 また、相続関係が複雑なために、遺産分割の話し合いも出来な

いというケースも少なくありません。 

 このようなことが起こらないようにするには、各相続人の事情

を考慮して、遺産の分けを遺言しておくことです。 

 そして、なぜ、このような遺言をしたのか、その理由について

付記することで遺言者の気持ちが伝わり、無用な争いを避けるこ

とができます。

 遺言は、今の時代においても、遺言者の“最終の意思”として、

最大限に尊重されます。   

         

遺産分割でよくもめるケース  

 1.遺産がたくさんある

 2.遺産が自宅など限られたものしかない

 3.相続人の仲が良くない

 4.先妻との間に子供がいる

 5.家族に内緒で認知した子供がいる

 6.相続人の数が多い  など

 

 現実問題として遺産が多くても少なくても、その分け方で争い

が起こっていますので、遺言書を作成しておけば、このような問

題があったとしても、相当程度、解消すことができます。  

 遺留分(最低限、保証されている相続分のこと)を侵害しない

限り、遺言で遺産の分け方を決めておけば、それで問題はほとん

ど起こりません。各相続人の事情も考えて遺産の分割方法を指定

した上で、さらに、遺言者の考えを伝えることで、もめること自

体不可能になります。

 

 

 ■ 遺産分割対策としての上手な遺言のポイント

  

1.遺言書には、すべての財産をモレなく記載する

 一部の財産しか書いていなかったり、記載モレがあったりする

と、あらためて分割協議をする必要があり、そのことが又、モメ

る原因にもなりかねません。

 また、遺言書を書く時は、事前に財産を調べて整理しておくこ

とや、財産を分けやすくしておく等の準備が大切です。

 

2.遺留分に注意する

 遺言書を書くことによって、遺言者の思いに沿った財産の分け

方ができますが、忘れてはならないのは「遺留分」です。

 遺留分を無視した遺言書をのこしたために、かえってトラブル

になったケースも少なくありませんので十分な注意が必要です。

 

3.遺言の内容によって、遺言執行者を指定することも必要

 遺言を適正に、そして、確実に実現させたいときには、遺言執

行者を指定しておくことが有効です。

 遺言執行者は、遺言を執行するための一切の権限と義務をもっ

ていますので、遺言事項をスムーズに執行させたい場合には、

遺言書で遺言執行者を指定しておくことをお勧めします。 

 

 ※発見された遺言書に、「遺言執行者」の指定がない場合に

は、事後的に、家庭裁判所に遺言執行者選任を申立てることも

できます。

 

4.納税のことも考えた遺言をする

 財産をのこすときには、税金のことも考えて遺言することが大

切です。納税資金が不足するときには、現金預金や生命保険も

相続させることも必要になるときがあります。

 

5.財産の分け方などについて、遺言者の思いを伝えておく

 遺言は、財産分けのためだけに書くものではありませんが、

遺言者の最終意思として気持ちを伝えることで、より理解

を得ることができますし、多少の不満があったとしても、遺

言者の意思は尊重されます。

 

 ひらめき 上記のポイントを全く考慮せずに遺言書を遺したために、

 逆に争いの種を残すとになったケースもみられますので、

 せっかく作った遺言を活かすためにも、上記の点に十分注意

 して作成しましょう

 

 

遺言書を作成することができない人がいることに注意!

 〇遺言能力がない人は遺言書を作ることができません!

  遺言能力〜遺言の内容を理解し、その効力を理解する能力

  《遺言能力のない人》 @認知症の人 A成年被後見人

  ただし、一時的に回復が見込まれ、遺言能力があると認められ

 れば遺言書を作成できる可能性はあります。


 

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